St. Labre(セント・ラブレ)
モンタナの空と、インディアンの祈り
【学校を救うために生まれた、慈愛のジュエリー】
1960年、モンタナ州シャイアン・インディアン居留地のアッシュランド。St. Labre(セント・ラブレ)の物語は、ニューヨーク出身のレオ・ドーン・シニアとエメット・ホフマン牧師の二人が、運営難に陥っていた地元の「St. Labre Indian School」を支援する資金源として設立したことに遡ります。放浪者の守護聖人「聖ベネディクト・ジョセフ・ラブレ」の名を冠したこのブランドには、子供たちの未来を守るという崇高な使命が宿っていました。
【ターコイズを宿命としたアイデンティティ】
1976年までのわずか16年間という短い制作期間でしたが、その製品は極めて特徴的でした。ブランドの最大の誇りは、すべてのコスチュームジュエリーに「人工ターコイズ」を必ず使用するという一貫したこだわりです。モンタナの空の色を映したようなその色彩は、St. Labreを象徴する唯一無二のサインとなりました。
【職人たちが紡ぐ、大地と光の調和】
熟練の職人たちはターコイズを主軸に、エナメル、金箔、ラインストーン、石の破片などを巧みに組み合わせました。また、錫に似た独特の外観を持つ宝石用合金を使用するなど、他のブランドとは一線を画す無骨ながらも繊細な「大地の輝き」を追求したのです。
【受け継がれる、裏面の誇り】
すべての製品の裏面には、誇らしく「St. Labre」の刻印が刻まれています。ロードランナーやサンダーバード、そしてキャンプファイヤーといった大地に根ざしたモチーフたちは、今や入手困難なコレクティブル・ピースとして、世界中の愛好家の手で大切に守り継がれています。
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