TRIFARI(トリファリ)社1938年のアルフレッド・フィリップ(Alfred Philippe)デザイン、シューボタン・リボンブーケ葡萄のアンティーク・ファークリップ/ドレスクリップです。
ロジウムメッキ加工が施されたシルバートーンのメタル製で、上部がリボンで結ばれた葡萄のようにも見えるブーケのシェイプが模られ、メインのお花(または実)は透明感のある淡いピンク色の大きなガラスカボションに、小さなクリアのラインストーンが一つずつセットされています。また、その周囲とリボン上部には、同じくクリアのラインストーンが散りばめられるように施されています。
TRIFARIを大きくしたといわれる、アルフレッド・フィリップ(Alfred Philippe)氏による貴重な初期頃の作品です。
このガラスカボションと小さなラインストーンがセットになったデザインは「shoe button シューボタン」と呼ばれ、色・形違いの他、Coro社からも様々なデザインのものが製作されています。
ブックピース、コレクター本でも 1930年代〜1940年代のハイコレクティブルジュエリーとして紹介されている貴重な1点です。
大人の女性の為のスウィートなピンク色、シックな装いに映える素敵なファークリップ・ブローチです。
ブランド: Trifari(トリファリ)
サイズ: 一番長いところ約 横3.8cm x 縦5.8cm
材質: シルバートーン・メタル、ラインストーン
刻印: クラウンマーク+TRIFARI©
【コンディション】VERY GOOD
裏のピンに小さな剥げ箇所、僅かな歪み、クリアのラインストーンに曇り:同じクリアでも光り方が違うもの(経年過程で取り替えられている可能性)、1箇所ひょっとしたら糊付け痕かもしれない(肉眼ではほとんど分からない程度)もの、などがあげられます。
表側のシルバーメッキとピンクカボションは特に記載することなく、とても美しい状態です。
細かく記しておりますが、上記はいずれも肉眼では目立つようなものではなく、大きな傷みなく、経年から考慮すると大変美しいコンディションです。
※ヴィンテージ品につき、経年上の極小のスレキズ、汚れ、状態の良いお品でも少なからずとも僅かにはございます。
新品とは異なりますことをご理解ください。
TRIFARI(トリファリ) |
アメリカのコスチューム・ジュエリー界で最高峰とされるブランドTRIFARIは、1910年にイタリア・ナポリ出身の移民者Gustavo Trifari とその叔父により「Trifari and Trifari社」として 創立されました。
TRIFARIが大きく注目されるようになったのは、1930年にアルフレッド・フィリップ(Alfred Philippe)がデザインを手がけるようになってからといえます。
ブロードウェイやハリウッド映画界などへも多く製作を手がけ、1950年代には当時の大統領アイゼンハワー大統領の夫人が愛用したことでも有名になりました。
1952年Trifariが死去、1975年までは彼の息子らによって継続されるも、 HallmarkやCrystal Brandsなどを経て1994年にはMonetグループに買収されました。
|