STANLEY HAGLER (スタンレー・ハグラー)の、フラワーバスケット/花篭のヴィンテージ・ブローチです。
ロシアンゴールド・メタル製の台座に、ゴールドのバスケット、リーフや花びらはパステル調のブルー・ピンク・グリーンカラーのシードビーズで模られ、エレガントに配置されたレトロで可愛らしいチェコビーズに、その花びらの中心と周囲には同系色でまとめられた大小のラインストーンがあしらわれています。
裏側も美しい仕上がり、ハスケルジュエリーと同じく、ワイヤーを隠しつつピンを設置する為の、透かし細工のカバーが取り付けられています。
こちらのデザインは、スタンレー・ハグラーの特徴的といえる大きめサイズながらも、繊細でフェミニンな雰囲気、それほど大きさを感じさせません。
気負いせずご着用頂けるのではないでしょうか。
一つ一つ手作業で丁寧に繋ぎ合わせられた繊細なビーズワーク、細部にまで凝って製作されています。
かつて「ジュエリー界のピカソ」と呼ばれたハグラーならではの、芸術的で素晴らしいフラワーバスケットのブローチです。
ブランド: STANLEY HAGLER (スタンレー・ハグラー)
サイズ: 一番長いところ約 横6.8cm x 縦6.7cm
材質: メタル(ロシアンゴールド・ゴールドトーン)、シードビーズ、チェコガラスビーズ、ラインストーン
刻印: STANLEY HAGLER N.Y.C.
年代: 1950年代~1960年代頃
【コンディション】EXCELLENT - MINT
目立つような傷みや欠損などなく、未使用に近く大変美しいコンディションです。
※ヴィンテージ品につき、経年上の極小のスレキズ、汚れ、状態の良いお品でも少なからずとも僅かにはございます。
新品とは異なりますことをご理解ください。
STANLEY HAGLER (スタンレー ハグラー) |
宝飾デザイナーであったスタンレー・ハグラー(STANLEY HAGLER)は、1940年代にミリアム・ハスケルの工房で働いた後に独立、1953年に自身のブランドを立ち上げ、ニューヨーク市にStanley Hagler社を設立しました。
ミリアム・ハスケル社のデザイナーとしてかつて活躍した彼の作品は流石、全て手作業で複雑な作り。ラインストーンは全て爪留め、一つ一つ丁寧にワイヤー刺繍が施され、カラフルで個性的且つダイナミックなデザインは人々を圧倒し、「ジュエリー界のピカソ」の異名を持つほどまで成功をおさめました。
珊瑚や半貴石、イタリア・ムラーノ島のムラーノガラス、スワロフスキーなど、世界各地から取り寄せるなど素材にもこだわり、まさに芸術品と呼ぶにふさわしいジュエリーやその他装飾品を製作しました。
1968年から、スワロフスキー・デザインアワードを何度も受賞するなど、メディアでも多く功績を残しています。
会社はそれまで一人で運営していましたが、1979年、後に右腕として活躍したマーク・マーシー(Mark Mercy)が入社。叔父を通じてスタンレーと出会ったマークは、ニューヨークのスタジオで、ハグラーの下で数年間技術を学んだ後、その才能を発揮し自身のデザインを製作し始めます。
ハグラー社では初めてテーマに基づいた作品(クリスマスリース、樹木、蝶、ワイルドフラワーバスケット、ブーケ)など、そまでとはまた違った別の作風を世に送り出しました。これらの作品は、おそらく一番高価に取引されているものになります。
1983年に同社は南フロリダ州に移転、それまでの刻印「STANLEY HAGLER」から「STANLEY HAGLER N.Y.C.」へと変更になります。しかし移転直後から、ハグラーが病気を抱えるようになってしまった為、その頃はマーシーがほとんど一人で会社を運営しなければなりませんでした。
ハグラーは将来を見据え、マーシーにそれまでの従業員としてではなくパートナーとしての契約を提案をし、病気が悪化するまでの間、共に素晴らしい作品を製作し続けました。
1989年には、3人目のハグラーデザイナーとして活躍したIan St. Gielarが 入社、そこからまた数多くの素晴らしいデザインが手がけられています。
1996年スタンレー死去。2007年イアン死去。会社は現在、マークにより存続されています。
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