2004年、AVON(エイボン)社によってプロデュースされた「EPINGLE ABEILLE(フランス語で蜂のピン)」。
ケネス・ジェイ・レーン(KJL)が同社のために特別にデザインした、眩いラインストーンが印象的なミツバチのヴィンテージ・ブローチ【オリジナル箱付き】です。
ゴールドトーンの立体的なボディには、吸い込まれるようなアクアマリンの瞳。
羽にはクリスタル、ボディにはシャンパンレモン、そして手足に小さなラインストーンが丁寧に配されています。
ヴィンテージとしては比較的新しい年代のお品ですが、細部まで丁寧に作り込まれたデザインからは、KJLらしい装飾美学がしっかりと伝わります。
量産品でありながら、緻密なディテールに思わず目を奪われる一品です。
光を受ける角度によって、3色の淡いカラーのラインストーンが繊細に反射し、華やかさの中に上品な落ち着きを添えます。
フランス語の名称にふさわしい、端正な佇まいを備えた、まるで“クイーンビー”のようなブローチです。

(画像は拡大してご覧いただけます。)
KJL FAN’S VOICE ― 時代を超えて響くもの ― 私の想い
蜂のモチーフには以前から特別な思い入れがありますが、このブローチに出会った瞬間、爽やかな夏のレモンスカッシュを思わせるラインストーンの輝きに、思わず心を掴まれました。
華やかさはありながらも過度にならず、装いに自然に溶け込むバランスは、KJLのデザインらしさを感じさせます。愛らしさと造形の完成度が共存したミツバチです。
そして、裏を返すと刻まれた「KJL NR」の文字。
これはケネスがパリの名門メゾン『ニナ・リッチ』と共に、美しいジュエリーを追求していた時代の大切な記憶のようなものです。
デザイン背景を知ることで、単なるモチーフジュエリー以上の奥行きを感じていただける一品。
程よいサイズ感で、日常の装いにやさしい存在感を添えてくれるブローチです。
| ブランド | K.J.L for AVON(KJL × Nina Ricci × AVON) |
| 製作年代 | 2004年 |
| サイズ | 横 約4cm x 縦 約3cm |
| 材質 | ゴールドトーンメタル、ラインストーン |
| 刻印 | ブローチ:KJL NR 箱裏:MADE IN CHINA ©2004 AVON |
| コンディション | EXCELLENT ブローチ:目立つダメージはなく、ストーンの欠けもない非常に美しい状態です。 ボックス:表面に僅かなスレは見られますが、大きな傷みなく保存状態は良好です。 |
※ジュエリーとオリジナルボックスのお届けです。撮影小道具は含まれません。
お品物は無料ラッピングにてお届けいたします。
KJLとNina Ricci(ニナ・リッチ)の関係:3つの事実
| 公式ライセンスと製造 | 1970年代から1990年代にかけて、ケネス・ジェイ・レーンはパリのNina Ricci(ニナ・リッチ)社と公式にライセンス契約を結んでいました。
ケネスは自身のブランドだけでなく、ニナ・リッチのコスチューム・ジュエリー部門のデザイン提供や、実際の製造を請け負っていたのです。 |
| 「NR」刻印の意味 | お品物にある「KJL NR」や「K.J.L. for Nina Ricci」といった刻印は、ケネスがニナ・リッチのために制作したライン、あるいはそのデザインの意匠権がニナ・リッチに属していることを示すものです。 |
| AVONへの展開 | 2004年のこのミツバチのように、AVONを通じて販売されたケースも「トリプルコラボ」と呼ばれます。
AVONは1990年代初頭からケネスをデザイナーとして迎え、同時にニナ・リッチとも提携。
これにより「ケネスのデザイン」でありながら「ニナ・リッチのライセンス(NR)」として発売されるという贅沢な展開が実現しました。 |
Vintage Jewelry Magazine
KJL × Nina Ricci × AVON:三つの情熱が重なる場所
刻印が語る、オートクチュールの品格
このブローチに刻まれた「NR」の文字。それはケネス・ジェイ・レーンが、パリの名門メゾン『Nina Ricci(ニナ・リッチ)』のジュエリー制作を監修していた時代に生まれた特別な証です。
AVONというプラットフォームを通じ、ケネスの遊び心とパリのエレガンスが融合した、極めて贅沢な一品と言えます。
緻密なラインストーンの技法
一粒一粒がパヴェ・セッティングのように緻密に配されたラインストーンは、密度の高いセッティングによって均一で安定した輝きを生み出しています。
これは安価な量産品とは一線を画す、KJLならではの装飾性へのこだわりです。ケネス・ジェイ・レーンが築き上げたスタイルは、2000年代のAVONラインにも丁寧に受け継がれています。
シャンパンカラーを基調とした柔らかな色彩は、身に着ける人の装いを選ばず、表情まで明るく照らすような穏やかな華やかさを添えてくれます。
Antique Voyage Magazine
時代を超えて愛される、KJLの「ラッキーモチーフ」
卓越した「生命感」の表現
世界中のコレクターを魅了し続けるKJLのアニマルシリーズ。
なかでもこのリングは、指を包み込むような立体的な造形が秀逸です。
甲羅に煌めくクリスタル・ラインストーンと、手足に丁寧に施された小さなラインストーンの繊細なセッティングは、ケネスが追求した「本物以上に美しい輝き」を見事に体現しています。
刻印が語るブランドの変遷
この個体に見られる「CHINA」刻印は、KJLが拠点を広げ始めた時代を象徴するもの。
ヴィンテージとしては比較的新しい年代ですが、その分コンディションに優れており、ルーサイトの質感やメタルの重厚感など、黄金期から続く高いクオリティを存分に味わうことができます。幸運のシンボルを最高級の遊び心で纏う、大人のエレガンスを教えてくれる一品です。