深い森の記憶、妖精が遺した「光の花冠」
深い霧に包まれた森の奥。
瑞々しい生命力がそのまま結晶となったような、神秘的な輝きを纏ったフラワーリース・ブローチです。
数多くの著名ブランドへジュエリーを供給し続けた伝説のメーカー、DeLizza & Elster(デリザ&エルスター)社。その自社ブランド「Juliana(ジュリアナ)」より、「妖精の花冠」と呼ぶに相応しいゴージャスな逸品が届きました。
繊細な透かし細工を施したゴールドトーンの土台には、D&Eならではの独創的な意匠が凝縮されています。
立体的に構築されたフォルムの一段目を彩るのは、フランス語で「霧」を意味する『ギブレ・アートグラス』のナベットと、瑞々しいペリドットグリーンのガラスストーン。それらが交互に連なる贅沢な花びらの上には、小ぶりのラウンド・ラインストーンが可憐な層を成し、中央で端然と輝く大粒のオーロラ・ボレアリス(北極光)へと視線を導きます。
角度を変えるたびに神秘的な虹色の輝きを放つ中心部から、外側へ向かって流れるようなリーフのラインには、細身のグリーンのナベットとラウンド・ラインストーンをリズムよく配置。
あえて刻印を持たず、その品質のみで語り継がれるジュリアナ。
本作品にも元から刻印はございませんが、ジュリアナのコレクター本にも同社作品として掲載されている、歴史的な価値も備えた希少なピースです。
1950—60年代のコスチュームジュエリー全盛期、ハリウッドをも虜にした「ジュリアナ・スタイル」。
永遠を象徴するリースの形に閉じ込められた「森の記憶」を、ぜひお手元で愛でてください。

(画像は拡大してご覧いただけます。)
| ブランド | Juliana(ジュリアナ / DeLizza & Elster) |
| サイズ | 最大部:約 縦6cm x 横5cm |
| 材質 | ゴールドトーン・メタル、ラインストーン(ギブレ、オーロラ含む) |
| 刻印 | 元からなし(ハングタグによる識別の為) |
| コンディション | Excellent 目立つような傷みなく、全体的に素晴らしいコンディションを保っています。 |
※ヴィンテージパーツの風合いが見られる場合がございます。時を経たお品の個性としてお楽しみくださいませ。
※ジュエリーのみのお届けです。アンティーク等の撮影小道具は含まれません。
お品物は、紙製のジュエリーボックスにお入れしてお届けいたします。
Antique Voyage Magazine
「永遠」を纏うリースの魔法
ハングタグが語る真実
1947年に創業したD&E社は、名立たるブランドを支える「黒子」としてその地位を築きました。
自社製品にも刻印を打たず、紙製のハングタグのみで販売。やがてその独自の石使いや造形美は、タグがなくとも一目でそれとわかる個性を放ち、「ジュリアナ・スタイル」として不動の人気を確立したのです。
生命の息吹を感じさせる、鮮やかな新緑のグラデーション
始まりも終わりもない円環(リース)のフォルムに閉じ込められたのは、まさに「新緑」そのものの瑞々しい色彩。
透明感あふれるペリドットグリーンと、光を湛えたフォレストグリーンが重なり合い、胸元へ春の陽だまりのような明るい気品を運びます。中央で燦然と輝くオーロラ・ボレアリスの魔法が、大人の女性の一生ものに相応しい贅沢な煌めきを添えています。
Legendary NY Craftsmanship
「刻印なき、美しき反逆」― わずか2年の奇跡が紡いだ、真実の職人技
DeLizza & Elster(JULIANA)
1947年、ニューヨークの地で始まったDeLizza & Elster(D&E)。
その源流は、名門トリファリをはじめとする一流ブランドの製造を黒子として支え、圧倒的な造形美を追求し続けたウィリアム・デリザの情熱にあります。ウィリアムがデザインを、ハロルド・エルスターが販売と経営を担当し、1990年代まで半世紀近くにわたりニューヨークのジュエリー界を牽引し続けました。
同社はWeiss、Kramer、Kenneth Jay Laneといった名立たるブランドの製造を請け負い、700社以上の顧客を抱える巨大なジュエリー帝国へと成長。「オープンライン・コンセプト」という革新的な体制により、米国のみならず世界中の企業へその卓越したデザインを供給する、主要なジュエリーメーカーとしての地位を確立したのです。
1967年から1968年にかけて、自社製品に一切の刻印を打たず、黒と金のハングタグのみで販売されたライン。それこそが、後に伝説となる「Juliana(ジュリアナ)」です。このわずか2年弱というあまりに短い販売期間が、今なおコレクターが熱烈に探し求める希少性を生み出しています。
1950年代半ば、クリスチャン・ディオールとスワロフスキーによって生み出された「オーロラ・ボレアリス」の色彩をいち早く取り入れ、光を透過させる「オープンバック」の石留めを採用。語らずとも細部に宿るその署名(シグネチャー)こそが、今日においても象徴的な存在であり続ける真実の証となっています。
「語らずとも伝わる、本物の格調」
1990年に幕を閉じるまで、巨匠の職人魂が注がれた「刻印なき芸術品」。手に取るたびに当時のニューヨークの華やぎを蘇らせ、現代を生きる女性の胸元を誇り高く彩ります。
Antique Voyage Collection