乾いた大地に現れた、静かな泉の記憶
熟練したナバホ族のアーティスト、Milton Tsosie(ミルトン・ツォーシー)によって生み出されたヴィンテージ・ターコイズリングです。
サイズは USサイズ 6号(日本サイズ 約12号相当)。
深みのあるブルーグリーンのターコイズを、重厚で緻密なスタンプワークが縁取る、ナバホ・ジュエリーの真髄を感じさせる一点ものです。
裏面には、アーティストの誇りを示す「MT」と三日月のホールマーク(刻印)がはっきりと刻まれています。
これはナバホ族のシルバースミス、Milton Tsosie(ミルトン・ツォーシー)による作品に見られる刻印で、代々受け継がれてきた伝統技法と、手仕事ならではの力強い息吹が宿る証です。
Milton Tsosie は1960年代から1980年代頃に活動したとされるナバホのアーティストで、本作もその時代背景の中で一打ずつ丹念に形作られたものと考えられます。
伝統技術を思わせる重厚な造形を備えながら、現代の装いにも自然に馴染む普遍的な美しさを湛えています。
中央に丁寧に収められたターコイズの深い色彩は、まるでアメリカ南西部の乾いた大地に現れた静かな泉のよう。派手すぎず、かといって決して埋もれることのない、力強い造形美。
ひとたび指元に滑らせれば、一瞬で目に焼き付くほどのかっこよさが放たれます。
熟練のスタンプワークが描くそのドラマチックな表情は、日々の装いに本物のインディアンジュエリーだけが持つ、特別な高揚感を添えてくれます。
心に勇気を灯す、お守りのような存在
ターコイズは、ネイティブアメリカンの間で古くから「聖なる石」として崇められてきました。
石言葉は、持ち主の強い信念を支える「勇気」。
心身を活性化してくれるといわれるそのパワーは、特別な日はもちろん、何気ない日常の中でも持ち主をそっと支えてくれるはずです。
私自身ターコイズが大好きで、出かける時には必ずといっていいほど着用しています。
ヴィンテージならではの育った風合いと、手仕事の温もりが宿るターコイズリング。
自分だけの物語を、この指輪と共に刻んでいただければ幸いです。

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| アーティスト | Milton Tsosie(ナバホ族) |
| サイズ | USサイズ 6号(日本サイズ 約12号) 台座:縦2.5cm x 横2cm |
| 材質 | スターリングシルバー、天然石ターコイズ |
| 刻印 | MT / 三日月(ホールマーク) |
| コンディション | Very Good メタルや石の表面にスレキズ、スタンプワークの溝に僅かに残る燻しや、シルバー特有の落ち着いた変色(パティナ)が見られますが、それらすべてがこのリングの歩んできた歴史であり、天然ターコイズの深い青をより一層美しく引き立てる唯一無二の風合いとなっています。
欠けや大きな傷みはなく、大切に受け継がれてきたことが伺える良好なヴィンテージコンディションです。 |
※ヴィンテージ品につき、経年による極小のスレや汚れが見られる場合がございます。状態の良いお品でも、新品とは異なりますことをご理解ください。
※ジュエリーのみのお届けです。撮影小道具は含まれません。
Antique Voyage Magazine
空の欠片を指元に纏う、静かな決意
「勇気」という、確かな自負
ネイティブアメリカンの間では、ターコイズは「空の欠片」と信じられ、身に纏う者の尊厳と健康を支える聖なる石として受け継がれてきました。その青は空と大地をつなぐ色とされ、旅に出る者や大切な人を守るお守りとしても大切にされてきたのです。石言葉は「勇気」。それは単なる強さではなく、自分自身の信念を貫くための静かな自負を意味します。この深いグリーンを帯びたターコイズは、今度はあなたの日常に寄り添い、確かな個性を語るパートナーとしての物語を紡ぎ始めます。
刻まれた紋章、重なる時間
リングの裏側に刻まれた、作り手を示すホールマーク。それはアーティストが自身の誇りを形にした証です。一つひとつのスタンプ(刻印)が放つ力強い造形は、天然石の存在感をより一層際立たせ、無骨ながらもどこか優しい温もりを感じさせます。指を通すたびに、素材の持つ歴史と、自分自身の歩んできた時間が重なり合う。そんな大人の女性にこそふさわしい、特別な一品です。

(画像は拡大してご覧いただけます。)
- Message from Antique Voyage -
わたしの想い
アンティークショップでこのリングを見た瞬間、すぐに惹きつけられました。
実は、あまりの素敵さに最初は自分用のコレクションにしようと、内緒で連れて帰ってきた一目惚れのお品なのです。
インディアンジュエリーらしい無骨さと、ミッドセンチュリーの熟練した手仕事が宿る味わい深い表情。
けれど、実際に指に嵌めてみると驚くほど肌馴染みが良く、派手すぎない絶妙なサイズ感にさらに惚れ込んでしまいました。日々の何気ないお出かけに、毎日欠かさず身につけたくなるような、親しみやすさと格好良さが同居しています。
自分だけの宝物にしておきたい気持ちもありましたが、この何とも言えない味わい深いターコイズブルーの”勇気”を、必要とされている方へお届けしたいと思い、今回ご紹介することに決めました。
ヴィンテージならではの育った風合いも含め、まるごとの愛着を持って楽しんでくださる方の元へ届きましたら幸いです。
Antique Voyage フィッシャー
素材の歴史、お手入れ、そしてアンティークの魅力。銀と暮らす愉しみについての、小さな読み物です。商品とあわせて、ぜひご覧ください。
The Heritage of Native American Art
大地が育んだ、銀と石の叙事詩
Navajo(ナバホ族)
【銀細工の先駆者:ナバホの誇り】
米国南西部に広大な領土を持つナバホ族は、インディアンジュエリーにおいて最初に銀細工を始めた部族として知られています。19世紀半ば、メキシコの銀職人から技術を学び、独自の感性で昇華させた彼らのアートは、部族の歴史と文化的発展の象徴そのものでした。
【力強さと緻密さが共存する造形】
ナバホ・ジュエリーの最大の特徴は、重厚なスターリングシルバーに施された「スタンプワーク」の美しさにあります。鏨(たがね)を用いて一打ずつ刻まれる複雑な幾何学模様。そこには、大地や空、動植物といった自然界への深い敬意が込められており、手仕事ならではの力強い呼吸が宿っています。
【聖なる石、ターコイズとの出会い】
大胆かつ贅沢にセットされたターコイズは、ナバホにとって「空の欠片」であり、守護の力を宿す特別な存在です。銀のパティナ(古色)とターコイズの青が織りなすコントラストは、単なる装飾を超え、身につける者の精神を鼓舞するような力強い美しさを放ちます。
【伝統と現代が交差する、魂の工芸】
時代と共にメキシコや西洋のデザインを吸収しながらも、決して失われないナバホのアイデンティティ。ヴィンテージ品には、古き良き時代の無骨さと、現代の装いにも調和する洗練が絶妙なバランスで共存しています。それは、二度と同じものは作られない、世界にたった一つの歴史の記録です。
Antique Voyage Curated Collection