春の時を刻む、アクアブルーの輝き
1950年4月4日に意匠登録(Patent Number: 157965)された「Cuckoo Clock – Lovely as spring-time」。
コスチュームジュエリー界の巨匠アドルフ・カッツによる、「春のように愛らしい」鳩時計のヴィンテージブローチです。
中央に配された澄んだアクアカラーの大きなラインストーンは、まるで春の湖面のような清らかな美しさを湛えています。75年以上の時を超えてなお、瑞々しい感性を宿した一品です。
アドルフ・カッツが描いた遊び心と造形美
時計の文字盤を思わせる大粒のストーンの上からは小さな青い小鳥が顔を出し、その周りには可憐に配されたクリスタルラインストーンの小さな花々と、緻密な金細工が施されています。
下部で軽やかに揺れる二つのハートの振り子は、身に着けて歩くたびにやさしくリズムを刻み、装いに軽やかな表情を添えてくれます。
細部にまでカッツの美意識が息づく一品です。
装いに「物語」を添える、大人のヴィンテージ
小ぶりなサイズでありながら、程よい存在感があり、アクアブルーとゴールドのコントラストが上品な印象を添えます。
無地のブラウスやニット、シンプルなジャケットに合わせると、立体的な造形と小さな揺れがやさしく映えます。

(画像は拡大してご覧いただけます。)
1950 VINTAGE EVIDENCE
歴史が裏付ける、確かなヴィンテージ
下記のパテント資料(1950年登録/書籍『Collecting Costume Jewelry 202』掲載)に掲載されている「Cuckoo Clock」モデルの現物です。資料が裏付ける、確かな意匠と時代背景。
1950年4月4日、春の盛りに意匠登録されたこのデザインは、巨匠アドルフ・カッツの独創的な世界観を体現しています。
資料と共に受け継がれてきたその輝きを、ぜひお手元でご堪能ください。

— 1950年4月4日発行 パテント登録(Patent Number: 157965)資料掲載モデル —

(画像は拡大してご覧いただけます。)
| ブランド | CORO(コロ) |
| サイズ | 約 縦4.5cm × 横2.7cmサイズ選びのガイド |
| 材質 | ゴールドトーン・メタル、アクアブルーおよびクリスタルのラインストーン、エナメル |
| 刻印 | Coro |
| コンディション | Very Good - Excellent
石の欠損、メタルやピンに目立つような傷みなどみられず、70年以上の歳月を感じさせない、非常に良好なコンディションです。
中央に配されたアクアストーンは、全体の印象から当時のオリジナルと考えられますが、裏面のフォイルに僅かな剥がれが見られ、表側からは深みのある陰影として感じられます。大きな傷みはなく、全体の美しい印象を損なうものではありません。
周囲のクリスタルも多くがオリジナルと考えられますが、下部のクリアストーンのうち1石に、わずかにサイズの異なるものが見られます。
※ヴィンテージの特性上、過去のメンテナンスによる交換の有無につきましては判別が難しい点がございます。
それらを含め、ブローチ全体は、調和のとれた自然な輝きを保っています。 |
※ヴィンテージ品の特性上、過去のメンテナンスによるパーツ交換の有無につきましては正確な判別が難しい点がございます。
※ジュエリーのみのお届けです。アンティーク等の撮影小道具は含まれません。
ETERNAL PROLOGUE ―― 私の想い
春の光をそのまま閉じ込めたような、愛らしくも特別なブローチ。
この鳩時計のデザインは、巨匠アドルフ・カッツが1950年の4月4日に発表したもの。
まさに76年前の「今」という時に、この世に生まれた一品です。
偶然にも今日という日にご紹介できましたことを、私自身とても浮き立つ思いでおります。
このデザインでは、他にピンク色のラインストーンバージョンなどもお見かけしますが、今回私にご縁があったのはこちらのアクアブルーでした。
中央の大粒ストーンは、見ているだけで心が澄んでいくような清らかな美しさを湛えています。
当時の春の日、カッツもこの瑞々しいアクアブルーを見つめながら、季節の訪れに心を躍らせていたのかもしれません。そして歩くたびにそっと揺れる小さなハートの振り子が、今この瞬間を楽しむことの大切さを静かに語りかけてくれるようです。
この春のときめきと、時を超えて届いた小さな物語を、ぜひお手元で感じていただけましたら嬉しく存じます。
Antique Voyage フィッシャー

American Vintage Elegance
「すべての女性に魔法の輝きを」― 時代を彩ったジュエリー帝国の奇跡
CORO(コロ)
1901年、ニューヨークの小さなショップから始まったCORO(コロ)。
その名は、設立者二人(Cohen & Rosenberger)の頭文字に由来します。
1911年にはロードアイランド州に大規模な自社工場を建設。デザインから製造までを一貫して行う体制を築き、世界最大級のジュエリーメーカーへと成長を遂げました。
最大の転換点は、1924年に巨匠アドルフ・カッツをデザイン・ディレクターに迎えたことです。彼の独創的な想像力と、二つのクリップが一つに合体する「Duette(デュエット)」をはじめとする革新的な特許技術により、COROは芸術性と機能美が共存する黄金時代を築き上げました。
同社は、日常を彩る「Coro」から最高級の「Vendome」まで多彩なラインを展開しましたが、中でも1930年代後半に誕生したハイエンドライン「Corocraft(コロクラフト)」は別格でした。その象徴こそが、伝説の聖獣「ペガサス」。スターリングシルバーや極上のクリスタルを用いたこのラインは、一切の妥協を許さない品質の証として、所有する人の品格を映し出す芸術品となりました。
「時代を超えて愛される、本物の輝きを」
1979年頃にその長い歴史に幕を閉じるまで、ハリウッド黄金期を彩り、女性たちの憧れであり続けたCORO。巨匠が遺した緻密な細工とドラマチックな意匠は、今なお色褪せない魔法の力を放ち、世界中のコレクターを魅了し続けています。
Antique Voyage Collection