「最愛の人」への想いを秘めた、ロマンティックな「DEAREST」リース
コスチュームジュエリーの名門、Trifari(トリファリ)による、特別な意味を宿したサークル・リースのヴィンテージブローチです。
宝石の頭文字を並べて言葉を綴る「アクロスティック(折句)」の伝統を受け継ぎ、本作では7石のラインストーンの頭文字が「DEAREST(最愛の人)」という美しい言葉を形づくっています。
トリファリならではのテクスチャーが施されたゴールドトーンのメタルに、一枚一枚丁寧に模られたリーフが重なり、瑞々しいリースを描いています。
その上には宝石の色彩を模した7色のラインストーン(Diamond, Emerald, Amethyst, Ruby, Emerald, Sapphire, Topaz)が配され、内側にはクリアのラインストーンが繊細に埋め込まれています。
それらが身に着ける方のさりげない動きに寄り添い、光を湛えては、今もなお静かな輝きを放ちます。
直径2.7cmというミニサイズの中に、Trifariらしい精緻なデザインと気品が凝縮された、上品で美しいブローチです。
D – Diamond(ダイヤモンド)
E – Emerald(エメラルド)
A – Amethyst(アメジスト)
R – Ruby(ルビー)
E – Emerald(エメラルド)
S – Sapphire(サファイア)
T – Topaz(トパーズ)
装いに知的な遊び心を添える、クラシックなサークルピン
サークル型のピンは、ヴィンテージ・ジュエリーの中でも特に使い勝手の良いアイテムとして愛されています。
ジャケットの襟元や、襟を立てた際のワンポイントとして。また、スカーフ留めとしても装いを上品に引き立ててくれます。トリファリの卓越した審美眼が凝縮された、まさに「身に纏う芸術」と呼ぶにふさわしいピースです。
DEARESTモチーフのジュエリーは、ハート型のデザインが比較的よく知られていますが、このサークルリースのデザインは市場でも見かける機会が少なく、コレクターの間でも静かに人気のあるタイプです。

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| ブランド | Trifari(トリファリ) |
| サイズ | 直径 約2.7cm |
| 材質 | ゴールドトーン・メタル、ラインストーン |
| 刻印 | クラウンマーク+TRIFARI© |
| コンディション | Excellent
目立つような傷みはなく、当時の美しい輝きを保った素晴らしいオリジナルコンディションです。 |
※ヴィンテージ品につき、極小のスレやわずかな汚れはごく自然な経年変化として見受けられます。
新品とは異なりますことをご理解ください。
※ジュエリーのみのお届けです。アンティーク等の撮影小道具は含まれません。
Antique Voyage Magazine
知性と遊び心を纏う、愛のメッセージ・ジュエリー
時を超えて愛される「サークル」の普遍美
途切れることのない円形(サークル)は、古くから「永遠」を象徴する形として、ジュエリーの歴史の中で愛されてきました。
流行に左右されないこの普遍的なシルエットに、トリファリは精緻なリーフの造形を吹き込み、単なる装飾を超えた、品格あるスタンダードへと昇華させました。
どんな時代の装いにも自然と馴染み、寄り添ってくれる。
そんな確かな安心感が、この形には宿っています。
知性と遊び心を纏う「アクロスティック」の伝統
宝石の頭文字を並べて言葉を綴る「アクロスティック(折句)」の手法は、19世紀のヴィンテージ・ジュエリーにおいて、大切な人へ密かに想いを伝える粋な表現として流行しました。
トリファリはこの伝統を現代的な感性で取り入れ、ミニマルなリースの中に「DEAREST(最愛の人)」という美しい言葉を封じ込めました。
雄弁に語るのではなく、知る人ぞ知る物語を襟元に忍ばせる——。
そんな大人の知的な遊び心が、この小さなサークルピンには息づいています。

(画像は拡大してご覧いただけます。)
- Message from Antique Voyage -
わたしの想い
今日ご紹介するのは、一見するとクラシックなサークルピン、けれどその奥に「DEAREST(親愛なる人)」という美しいメッセージを隠し持った特別なブローチです。
7つの石の頭文字を繋げると浮かび上がる愛の言葉。そんな当時の粋な遊び心が詰まったデザインに、触れるたび、見るたびに心が温かくなります。
直径2.7cmという小さな世界の中に、トリファリ特有の繊細なリーフの造形がギュッと凝縮されていて、その密度の高い美しさには思わずため息が漏れてしまうほど。
ラインストーンは、年月を感じさせないほど今もなお静かに輝き、見る人を惹きつけます。
派手すぎず、けれど確実に装いの質を上げてくれる、そんな知的な気品を感じさせてくれるひと品です。
特別な誰かへの贈り物としてはもちろんですが、日々頑張るご自身への「親愛なる私へ」というメッセージとして。この美しいお品を、お手元に迎えていただけたら嬉しいです。
Antique Voyage フィッシャー
The Legend of Costume Jewelry
ハリウッドが愛した、永遠のシグネチャー
Trifari(トリファリ)
【イタリアの職人魂とニューヨークの洗練】
1910年、イタリアの熟練金細工師グスタボ・トリファリ(Gustavo Trifari)がニューヨークで設立。当初はヘア・オーナメントを製造していましたが、1925年にレオ・クルスマン(Leo Krussman)とカール・フィシェル(Carl Fishel)と提携し「KTF」として発展。後に再び「TRIFARI」ブランドへと戻り、高品質なコスチュームジュエリーの代名詞となりました。
【アルフレッド・フィリップが築いた黄金時代】
トリファリの黄金時代を支えたのは、カルティエ(Cartier)やヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)で名を馳せた伝説のデザイナー、アルフレッド・フィリップ(Alfred Philippe)です。
1930年の入社後、彼が持ち込んだインビジブル・セッティング(Invisible setting)に着想を得たハイジュエリーの表現は、安価な模倣品とは一線を画す、芸術的な風格をトリファリに与えました。
そして、1937年には品質の証である「クラウン(王冠)マーク」が誕生しました。
その品質とエレガンスは、マミー・アイゼンハワー(Mamie Eisenhower)大統領夫人をはじめ、ハリウッド映画界やブロードウェイのスターたちを魅了し続けてきました。
【革新的な素材と時代を映すデザイン】
「手の届くラグジュアリー」を掲げ、ロジウムメッキや独自の金合金「トリファリウム(Trifanium)」などの新素材を次々と導入。
1930年代のアールデコからミッドセンチュリーのエレガンスまで、トレンドを巧みに乗り切った職人技は、今なお高いコレクタブル価値を誇ります。
【知性と美学を継承するピース】
1970年代のホールマーク(Hallmark)社、1990年代のモネ(Monet)グループへの買収を経て、実質的にその輝かしい幕を閉じた往時のトリファリ。
アンティーク・ボヤージュでは、アルフレッド・フィリップの哲学が息づく1960年代頃の希少なヴィンテージ・ピースなどを、厳選してご紹介しています。
Antique Voyage Curated Collection