DETAIL
EISENBERG (アイゼンバーグ)社より、1970年代に制作されたアーティストシリーズ、秋色ペイントのお洒落なキノコのヴィンテージ・ブローチ【タグ付】です。
シュルレアリスム(*)アーティストに触発された、アイゼンバーグによる美しいハンドペイントが自慢のアーティストシリーズ。
*Surrealism - 和訳「超現実主義」
超現実・・・現実の先にある世界観のことを意味しており、それは目に見て捉えられることができる意識的な世界観ではなく、人が無意識の中に抱えている世界観。
18Kゴールドトーンのメタル製で、立体的に模られたマッシュルームフォルムの傘と軸を後付け、それぞれの表面には、ブラウンやオレンジなど暖色系のエナメルでハンドペイントが施されています。
当時はお色違いで、ブローチやイヤリング、バングルなどが制作されました。
シリーズならでは、一風変わったお洒落でモダンなアートきのこのブローチです。
ブランド: EISENBERG (アイゼンバーグ)
サイズ: 一番長いところ約 ブローチ 横4cm x 縦5.7cm
材質: 18K・ゴールドトーン・メタル、エナメル
刻印: ©E +タグ付き
【コンディション】EXCELLENT
エナメルに剥げや目立つような傷みなく、デッドストックだと思われる、全体的に美しいコンディションです。
※ヴィンテージ品につき、経年上の極小のスレキズ、汚れ、状態の良いお品でも少なからずとも僅かにはございます。新品とは異なりますことをご理解ください。
EISENBERG & SONS(アイゼンバーグ・アンド・サンズ) |
Eisenberg & Sonsは、1914年にジョナス・アイゼンバーグ(Jonas Eisenberg)によって、高級婦人服と香水の会社として設立されました。
その後1930年代後半には、アパレルの付加価値を高めるためにジュエリーの製造に転換。
ドレスを飾る装飾的なラインストーンやブローチの生産を開始し、後にそれらを個別のジュエリーとして販売し始めました。このラインは1936年頃に正式に発表されました。
1950年代には、コスチュームジュエリー業界の大手企業へと成長、衣料品の製造を段階的に減らし、収集で人気のある輝かしいジュエリーの創作に専念しました。
特に、高品質のラインストーンと精巧なデザインを特徴とする「Eisenberg Ice アイゼンバーグ・アイス」ラインで知られる同社は、最高の輝きと高級感を実現するために、鉛含有量の高いスワロフスキークリスタルなどの高品質な素材を使用しました。
また、1940年代からアイゼンバーグの専属デザイナーであるルース・カムケ(Ruth Kamke)の指導の下、高級ジュエリーに匹敵する人気商品を生み出しました。
ルースは、精巧な花柄、リボン、抽象的なデザインを創作し、ブランドの特徴的なスタイルに貢献しました。
第二次世界大戦中は、金属配給制の為、スターリングシルバー素材のジュエリーを製造し、一部の作品には「アイゼンバーグ・オリジナル・スターリング」の刻印が付けられていました。
初期のジュエリーには刻印がないことが多かったのですが、1930年代半ばには「アイゼンバーグ・オリジナルズ」の刻印が登場しました。
「アイゼンバーグ・アイス」(ジョナスの息子サムが考案)は1940年代に商標登録され、ブランドの最も輝かしい作品に付けられています。
1950年代半ばに衣料品ラインを段階的に廃止した後、アイゼンバーグは1970年代後半に事業を終了するまで、ジュエリー事業に専念しました。
1970年代半ば、アイゼンバーグと製造元であるファロン&カッペルとの間の当初の契約が終了し、生産拠点が移行しました。同社は最終的に1970年代後半に操業を停止しました。
ヴィンテージのアイゼンバーグ作品は、その優れた職人技、大胆なデザイン、そして永続的な美しさから、コレクターの間で非常に人気があります。
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