TRIFARI(トリファリ)社の、1942年アルフレッド・フィリップ(Alfred Philippe)氏によりデザインされた、ラブバードのファー/ドレスクリップです。
ロジウムメッキ加工が施されたシルバートーンのメタル製で、枝にとまった2羽のラブバードの姿が細かく模れ、ラブバードそれぞれのボディには、パステル調ブルーとピンクのエナメルペイント、目には青いグラスビーズが施され、お腹にはクリアのラインストーンが丁寧に敷き詰められています。また、周囲の枝葉にはグリーン、お花はイエローのエナメルペイントで色づけされ、その間にクリアのラインストーンが散りばめられています。
色違いも作られていますが、こちらはパステルの色合いがより優しい印象の、にこやかで愛らしいラブバード。
TRIFARIを大きくしたといわれるアルフレッド・フィリップ(Alfred Philippe)氏による、貴重な初期頃の作品です。
「Brunialti's American Costume Jewelry」のコレクター本では、129ページにお色違いが紹介されています。
ブランド: Trifari(トリファリ)
サイズ: 一番長いところ約 横4.5cm x 縦5cm
材質: シルバートーン・メタル、ラインストーン、エナメルペイント
刻印: クラウンマーク+TRIFARI© / PAT.PEND
【コンディション】VERY GOOD - EXCELLENT
鳥のくちばしや頭など所々エナメルペイントに剥げ箇所がみられます。
*肉眼では(特に着用時には)目立つようなものではありません。
大きな傷みなく、ラインストーンも(オリジナルと思われる状態又はそう見えるもの)揃っており、この年代のお品としてはエクセレントといえる綺麗なコンディションです。
TRIFARI(トリファリ) |
アメリカのコスチューム・ジュエリー界で最高峰とされるブランドTRIFARIは、1910年にイタリア・ナポリ出身の移民者Gustavo Trifari とその叔父により「Trifari and Trifari社」として 創立されました。
TRIFARIが大きく注目されるようになったのは、1930年にアルフレッド・フィリップ(Alfred Philippe)がデザインを手がけるようになってからといえます。
ブロードウェイやハリウッド映画界などへも多く製作を手がけ、1950年代には当時の大統領アイゼンハワー大統領の夫人が愛用したことでも有名になりました。
1952年Trifariが死去、1975年までは彼の息子らによって継続されるも、 HallmarkやCrystal Brandsなどを経て1994年にはMonetグループに買収されました。
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